インフルエンザ・感染性疾患の流行と予防法

健康・ウェルネス

〜ママが知っておきたい「今年の傾向」と家庭でできる対策〜


はじめに

今年もいよいよ寒い季節が近づいてきましたね。
ニュースでも「インフルエンザ流行の兆し」と聞くようになり、学校や保育園でも少しずつ感染報告が増えています。

特に小さな子どもがいる家庭では、どうしても「もらいやすい・うつしやすい」環境になりがち。
ママとしては、できるだけ早めに予防をしておきたいところですよね。

この記事では、
・2025年現在のインフルエンザの流行状況
・過去5年間の流行パターンからわかる時期や傾向
・家庭でできる予防の工夫
・もし感染してしまったときの対応

この4つを、ママ目線でわかりやすくまとめました。


1. 2025年現在の流行状況

厚生労働省の発表によると、2025年10月上旬の時点で、全国的に流行シーズン入りとされています。
定点医療機関あたりの報告数が「1.0」を超え、東京都・福岡県などではすでに学校の学級閉鎖も報告されています。

特に今年は、例年よりも1〜2か月ほど早いペースで流行が始まっている点が特徴です。
昨年(2024年)は12月ごろにピークを迎えましたが、2025年は秋の段階から報告が増えており、今後冬にかけてさらに拡大する可能性が高いといわれています。


2. 過去5年間の流行推移と傾向

■ コロナ期の影響で乱れた「周期」

ここ数年、コロナ禍で外出制限やマスク生活が続いたこともあり、2020〜2022年はインフルエンザの流行自体がかなり抑えられていました。
そのため、ウイルスへの**免疫を持つ人が減っている(免疫ギャップ)**ことが指摘されています。

結果として、近年は感染しやすい層が増え、2023年以降は全国的に大きな流行が見られるようになりました。

■ 「流行の前倒し化」という新しい傾向

以前は12月〜2月がピークというイメージでしたが、最近は10月〜11月にかけて報告数が増えるケースが増えています。
学校や保育園での集団感染も早めに出始めており、秋から予防を始めるのがスタンダードになりつつあります。


3. 有効な予防法(家庭でできること)

ここからは、ママたちが今日から実践できる「感染症の予防習慣」を紹介します。

① 予防接種を早めに受ける

インフルエンザワクチンは、接種から効果が出るまでに約2週間かかります。
そのため、10〜11月のうちに受けておくのがベストタイミング。
重症化を防ぐ効果が高く、子どもや高齢者、持病のある人には特に大切です。

② 手洗い・消毒を習慣化

外から帰ったらすぐに手洗い!
子どもは手を口や鼻に触れることが多いので、こまめな手洗いが最大の予防になります。
ママ自身も「一緒に洗おうね」と声をかけて、楽しく習慣化すると◎です。

③ 室内の換気と湿度管理

冬場はどうしても空気が乾燥しがち。
ウイルスは湿度が40%以下になると活発になるので、加湿器で50〜60%をキープ
窓を1日数回開けて空気を入れ替えるのも効果的です。

④ 栄養と睡眠で免疫アップ

食事・睡眠・リラックス。これが基本です。
特にビタミンC、たんぱく質、発酵食品などを意識して取り入れると◎。
ママも無理しすぎず、しっかり休むことが子どもの健康にもつながります。

⑤ 家庭内感染を防ぐ工夫

家族の中で誰かが体調を崩したら、タオルやコップの共有を避けるマスク着用ドアノブの消毒などを忘れずに。
感染を家庭内で広げないことがポイントです。


4. インフルエンザの主な症状

・突然の高熱(38〜39℃)
・頭痛、筋肉痛、関節の痛み
・強い倦怠感(ぐったりする)
・喉の痛み、咳、鼻水
・食欲がない、眠りが浅い

風邪との違いは、発症のスピードと全身のだるさ
「朝は元気だったのに、夕方には高熱」というパターンが多いです。

小さな子どもの場合は、急に泣き止まない・ぼーっとする・おしっこが出ないなどのサインにも注意。
脱水や脳症などの合併症を防ぐためにも、早めに小児科に相談してくださいね。


5. 症状が出たときの家庭での対応

■ 受診の目安

・熱が出てから12〜48時間以内に受診する(検査が正確に出やすい)
・ぐったりして水分をとれない場合はすぐに病院へ

■ 家でできるケア

・安静にする(無理に登園・登校しない)
・水分をこまめにとる(経口補水液やスポーツドリンクなど)
・おでこやわきの下を冷やして熱をやわらげる
・部屋の空気を清潔に、加湿を保つ

■ お薬について

インフルエンザと診断された場合、**抗ウイルス薬(タミフル、イナビルなど)**が処方されることがあります。
発症後48時間以内の服用が効果的とされています。
自己判断で市販の風邪薬を飲ませるのは避け、必ず医師の指示を受けましょう。


6. ママに伝えたい「家庭で守る3つのルール」

1️⃣ 「うつさない・もらわない」生活習慣を家族全員で
ママだけが頑張るのではなく、家族みんなで協力して予防ルールを守りましょう。

2️⃣ 体調の変化を見逃さない
子どもは我慢してしまうこともあります。いつもより静か、顔色が悪いなど、小さな変化を早めにキャッチ。

3️⃣ 無理せず、休む勇気を持つ
熱が下がっても体力はまだ回復していません。
完全に元気になるまでは、焦らず休ませてあげましょう。


まとめ

2025年は、例年より早くインフルエンザの流行が始まっています。
ママたちが今からできることは、
・予防接種を早めに受ける
・手洗い・換気・睡眠などの基本を大切にする
・感染時は焦らず落ち着いて対処する

この3つです。

「うちはまだ大丈夫」と油断せず、家庭でのちょっとした習慣が大きな予防になります。
家族の健康を守るために、今日から少しずつ準備していきましょうね。

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